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ガットギター(gut guitar)

ガットとは、小羊の腸を乾燥させてニカワでかためた弦の事です。
現在では主にナイロンの弦が多く使用されています。
ガットギターの中で代表されるギターはクラシックギターですね。
クラシック音楽を演奏したり、フラメンコなどに用いるギターもガットギターといいます。
このギターも、電源を使わずに楽器そのもので音を出せるのでアコースティックギターの中に含まれます。
スチール弦アコースティックギターとの違いは、まずは弦の違い、そしてネックの太さ、ボディの大きさ、ブリッジ部の弦の付け方等、多数あります。
エレクトリックガットギター(electric gut guitar)
ナイロン弦仕様のエレクトリックギター、またはエレクトリックアコースティックギターのことで、略称はエレガット。
ボディ構造がアコースティックギターそのもののモデルから、エレクトリックギターのようなソリッド(空洞がない)またはセミソリッドのモデルまで、さまざまなタイプがあります。
写真:ギター講師、伊集院 尊尚(使用ギター/Antonio Sanchez3450)
クラシックギターの歴史

バイオリン属を含めた弦楽器、ギターの歴史は、かなり古いようで、弦楽器の起源を考えると紀元前1900年~1800年頃、バビロニア(今のイラク)のレリーフに描かれた絵画が残っているようです。
その内容は、人工的に作られたと思われる胴体に串状の棹を刺して、そこに弦を張り、プレクトラム(ピックのようなバチ)で爪弾かれていたと考えられます(ネフェルと呼ぶ楽器)。これが弦楽器の起源のようです。
その後の紀元前1300年頃のヒッタイト(今のトルコ)にも同様のレリーフが残っているようです。
又、紀元前1200~1100年ごろのエジプトのレリーフにも同様の弦楽器が描かれているようです。
これらは、いずれもギターとは断定できないようですが、弦を何らかの方法で鳴らしていたと考えられます。

ギターの先祖?
古代ギリシャの楽器「キタラ」と考えられています。この「キタラ」がギリシャ神話に出てくる“アポロ神”の楽器という説もあります。
←「キタラ」

現代のギターの前身「ビエウラ」の誕生
「キタラ」がアッシリアからペルシャ、アラビアを経て、サラセン軍の侵入によりスペインに伝わり、16世紀にはギターの前身である平たい胴を持った「ビウエラ」になったといわれています。
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